豚の角煮
はしを入れるとホロリとくずれ、口に入れるととろけるほどの柔らかさ。時間をかけてじっくりコトコト煮ることで柔らかく、しっかり味のしみ込んだ角煮が生まれます。
写真: 白根 正治
*1/8量分
*下ゆでした肉を冷ます時間は除く。
材料
(つくりやすい分量)
- ・豚バラ肉 (塊) 0.9~1kg
- ・しょうがの皮 2~3枚
- ・ねぎ (青い部分) 10cm
- ・紹興酒 カップ1/2
- *酒でもよい。
- 【A】
- ・砂糖 大さじ5強
- ・しょうゆ カップ1/2
- ・スナップえんどう 8コ
- ・練りがらし 適宜
- ・みりん 大さじ1弱
つくり方
大きな鍋にたっぷりの湯を沸かし、豚肉を入れる。1~2分間して、肉の表面が白くなったらボウルにとり、湯は捨てる。
肉をぬるま湯でよく洗い、表面に血の塊があれば取り除き、水けをしっかりときる。
フライパンを熱し、豚肉を脂身を下にして入れ、全体をきつね色に焼きつける。
肉の表面を焼きつけることで、うまみを中に封じ込める。
厚手の鍋に3、しょうがの皮、ねぎを入れて、かぶるくらいの水を注ぐ。強火にかけて沸騰したら弱火にし、アクと脂を取り除く。紙ぶたをして、1時間30分ほど煮る。
時間をかけて下ゆでをして余分なアクと脂を取り除く。
そのまま冷まして肉を取り出し、8等分に切る。
肉をゆでた汁は中国風のスープとして使える。
鍋に肉をきっちりと入れ、肉の上1cmぐらいまで水を注ぐ。紹興酒を加えて強火にかけ、沸騰したらアクを取り、紙ぶたをして弱火で15分間煮る。
肉がぴったり入る鍋で煮れば、煮くずれることなく形よく仕上がる。
紙ぶたをずらして【A】を加え、紙ぶたを戻し、さらに鍋のふたをずらしてのせ、20分間煮る。
鍋のふたと紙ぶたを取り、煮汁が半分になるまで約40分間かけて煮詰める。途中で一度肉を裏返す。みりんを加えて、煮からめる。
肉は煮汁につけたまま保存する。
スナップえんどうは筋を取り、サッとゆでて水けをきる。器に8を盛り、スナップえんどうを添える。好みで練りがらしをつけて食べる。
角煮は煮汁につけたまま冷蔵庫で4~5日間保存可能。
【定番料理をもっとおいしく】
肉は塊のまま下ゆでし、とにかく時間をかけて煮る。
このレシピをつくった人
髙城 順子さん
幅広いジャンルの料理に精通し、本格的な味を誰にでもつくりやすいレシピで提案。野菜のおいしさを引き出す料理が得意。「きょうの料理ビギナーズ」の監修を2年半務める。
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